実施日:2021年3月11日
板橋区立志村第二小学校
田村久仁子先生
作りたいもののアイディアは、ワークシートに絵でまとめました
エムボットの「サーボモーター」「ライト」の二つを使用しました。授業のめあては「プログラムした『動き』や『光』からイメージした『マイロボ』を色工作用紙や段ボールなどの材料をつかってつくろう」と設定しました。普段行っている図画工作科の学びにプログラミングが加わることによって「新しい」ものつくりができることを期待して授業を行いました。
・エムボットと付属のサーボモーターとライト(35台人数分)アイパット(35台人数分)
・色工作用紙 段ボール
・セロファンテープ はさみ などの用具
・ワークシート
・「エムボットヒントカード」 班に一枚(10枚)
作りたいもののアイディアは、ワークシートに絵でまとめました
色工作用紙やセロファンなどを使って、オリジナリティあふれる作品がたくさん完成しました!
まず、プログラミングのやり方から、サーボモーターの動かし方や光のつけ方を教えました。
その後は、「この『動き』や『光』から思いついたことを形にしてみよう」とめあての共有をしました。プログラム自体は簡単なのでモーターを動かしたり、光を点滅させたりしながら、どんな作品にしようかを考えていました。グループで活動しても、一人で活動しても良いことにしました。そのほうが一人一人の「つくりたい」思いや発想を尊重できると考えたからです。ワークシートにアイディアを絵でまとめ、その後つくり始めました。最後は児童同士の鑑賞の時間を設けて、お互いがつくったものの共有をしました。
色工作用紙やセロファンなどを使って、オリジナリティあふれる作品がたくさん完成しました!
プログラム自体が簡単なので、自分が操作したことがすぐに「動き」や「光」で表れたりすることがとてもうれしそうでした。そして、そこからどうやって作品にしていくかを一生懸命に考えていました。つくる、つくりかえ、つくる、を何度も行い、納得するまで取り組んでいました。光の点滅とアルミホイルを組み合わせて、覗くことにより幻想的な世界を表現していたり、動きと光を組み合わせて、表情が変わるロボットなどをつくったりと、それぞれが「新しい」発想を形にしていました。
新しい「ものつくり」を経験できたことや、「動き」や「光」をプログラムすることによって表現の幅が広がったことです。図工でたくさんの用具の使い方や工夫の仕方を学んでいきますが、その中の一つに「プログラミング」が入ることによって、子どもたちの発想の広がりが今後期待されます。